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ドライヤーで消費される電力を考える。ドライヤーの内部には、図3のように、電熱線とモーターがあり、電熱線で加熱した空気をモーターについたファンで送り出している。ドライヤーの電熱線とモーターは、100V の交流電源に並列に接続されている。ドライヤーを交流電源に接続してスイッチを入れると、ドライヤーからは温風が噴き出した。ただし、モーターと電熱線以外で消費される電力は無視できるものとする。

図 3

(問3)ドライヤー全体で消費されている電力 \(P\)、電熱線で消費されている電力 \(P_h\) 、モーターで消費されている電力 \(P_m\) の関係を表わす式として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

① \(P = \large\frac{P_h + P_m}{2}\) ② \(P = P_h = P_m\) ③ \(\large\frac{1}{P} = \large\frac{1}{P_h} + \large\frac{1}{P_m}\) ④ \(P = P_h + P_m\)

 

(問4)電熱線の抵抗値が 10Ω のドライヤーを2分間動かし続けるとき、電熱線で消費される電力量は 何J か。次の式中の空欄89に入れる数字として最も適当なものを、次の①~⓪のうちから一つずつ選べ。ただし、同じものを繰り返し選んでもよい。また、ドライヤーの電熱線の抵抗値は、温度によらず一定であるとする。電力量は、交流電源の電圧を 100V として直流の場合と同じように計算してよい。
8.9×105J

① 1 ② 2 ③ 3 ④ 4 ⑤ 5 ⑥ 6 ⑦ 7 ⑧ 8 ⑨ 9 ⓪ 0

#共テ22本試物理基礎

(問3)当然ですがドライヤー全体で消費されている電力 \(P\) は電熱線で消費されている電力 \(P_h\) とモーターで消費されている電力 \(P_m\) の和です。

答えはです。

 

(問4)電圧が 100V で抵抗値が 10Ω なのだからオームの法則より電流は 10A です。そして電力は電流と電圧を掛けたものだから 1000W です。これを2分間、120s 動かし続けたのだから電力量は 1000 × 120 = 1.2 × 105 [J] です。

答えは89です。