x軸上に2点A、Bをとり、ABの中点をOとする。点Aに電気量 Q1 の点電荷を、点Bに電気量 Q2 の点電荷を置いた。x軸上の各点で電位 V を測定したところ、図3のような結果が得られた。二つの電気量 Q1 と Q2 の組合せ ( Q1、Q2 )として最も適当なものを、下の①~⑧のうちから一つ選べ。ただし、①~⑧の Q は正とする。
① ( Q、2Q ) ② ( - Q、2Q )
③ ( Q、- 2Q ) ④ ( - Q、- 2Q )
⑤ ( 2Q、Q ) ⑥ ( - 2Q、Q )
⑦ ( 2Q、- Q ) ⑧ ( - 2Q、- Q )
#センター04本試
電気量 q の点電荷から距離 r だけ離れた点の電位 V は
V = k\(\large{\frac{q}{r}}\)
このようになるので、
本問の図3の Q1 は正電荷で、Q2 は負電荷です。
そして、もし、図3のグラフがもっと下の方まで延長されていれば
このようになると予想されるので、Q1の絶対値より Q2 の絶対値の方が大きいと考えられます。
あるいは、ABの中点であるOにおける電位が負になっているので、やはり Q1の絶対値より Q2 の絶対値の方が大きいと考えられます。
というわけで、最も適当なのは ③ ( Q、- 2Q ) です。