私たちの日常生活で使われている電磁波の波長について考える。電気製品のリモコンで使われている赤外線の波長を λA 、デレビ放送で使われている電波の波長を λB 、トンネルの照明で使われているナトリウムランプの橙(だいだい)色の光の波長を λC と表す。これらの電磁波の波長の長短を示した関係として正しいものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。
① λA < λB < λC ② λA < λC < λB ③ λB < λA < λC ④ λB < λC < λA ⑤ λC < λA < λB ⑥ λC < λB < λA
#センター08本試
波長の大きさによる電磁波の分類の表をご覧ください。
電気製品のリモコンで使われている赤外線の波長 λA
というのは表の中では「可視光線」の一段上にあります。可視光線よりも波長が少し長いのが赤外線で、可視光線よりも波長が少し短いのが紫外線です。
デレビ放送で使われている電波の波長 λB
というのは表の中では上の方にあります。波長が長い電磁波の方が回折しやすく、多少の障害物は乗り越えることができ、遠くまで届きます。
トンネルの照明で使われているナトリウムランプの橙(だいだい)色の光の波長 λC
というのは可視光線のことです。「照明」ということですから目に見えるということです。波長が短いので回折しにくく物陰に回り込むことができません。
というわけで答えは ⑤ λC < λA < λB