棒は静止しているので、剛体にはたらく力のつり合いの条件
\(\vec{F}_1\) + \(\vec{F}_2\) + \(\vec{F}_3\) + … = 0 ……①
M1 + M2 + M3 + … = 0 ……②
が成り立っています。①は(問1)qGACF のことです。(問3)で問われているのは②です。②式により点Pの位置が特定できます。
求める距離を x 、右回りを正、点Pを中心として②式を立てますと、
kd×x + mg×0 - Kd×(L - x) = 0
∴ kdx - KdL + Kdx = 0
∴ kx - KL + Kx = 0
∴ (k + K)x = KL
∴ x = \(\large{\frac{K}{k+K}}\)L
(余談)
点Pの左側の長さと点Pの右側の長さの比は
x : (L - x) = \(\large{\frac{K}{k+K}}\)L : (L - \(\large{\frac{K}{k+K}}\)L)
= \(\large{\frac{K}{k+K}}\) : (1 - \(\large{\frac{K}{k+K}}\))
= \(\large{\frac{K}{k+K}}\) : (\(\large{\frac{k+K}{k+K}}\) - \(\large{\frac{K}{k+K}}\))
= \(\large{\frac{K}{k+K}}\) : \(\large{\frac{k}{k+K}}\)
= K : k
であり、点Pの位置はばね定数の逆比であり強いばねの方に寄ります。