qO2T2

図2のように水平な床があり、点Aと点Bの間はあらい面に、それ以外はなめらかな面になっている。左側のなめらかな面の上を等速度ですべってきた小物体が、時刻 \(t\) = 0 s で点Aを通過し、その後、時刻 \(t_\rm{B}\)[s] で点Bを通過した。小物体の速度 \(v\)[m/s] と時刻 \(t\)[s] の関係を表すグラフとして最も適当なものを、下の①~④のうちから一つ選べ。ただし、図2の右向きを速度の正の向きとし、あらい面と小物体との間の動摩擦係数は一定であるとする。

図 2

#センター19本試物理基礎

なめらかな面では摩擦がなく小物体は等速度で進みますが(選択肢は①か②)、あらい面では摩擦があり減速していきます。動摩擦係数が一定であるということですから、動摩擦力も一定で、力が一定ということは加速度が一定ということであり、v-tグラフは斜めの直線になります。

答えはです。

 

 

(この問題は何気ない問題で、物理の得意な人にとっては易しく感じるかもしれませんが、不得意な人にとっては難しく感じる問題だと思います。難しく感じた人にとっては今後の物理の勉強も難しく感じるはずで、理科の選択科目として物理を見切るかどうか判断の分岐点としてもいいかもしれません。そのようなリトマス試験紙となるような物理の基本要素が詰め込まれた問題です。)