図4のように自然光をガラス板に反射させ、偏光板を回転軸のまわりに回転させながら透過光を観察した。
偏光板の回転角と偏光板を透過する光の明るさの関係を示すグラフとして最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
#センター09追試
偏光板とは、ある一定の方向の揺れの光波しか通さない板です。
回転する偏光板はこのように180°周期で同じ方向を向きますので、透過光が明るくなるのも180°周期です。
180°周期になっているグラフは ② です。
この問題では偏光板の回転角の 0°(基準位置)というのがどちらの方向なのか指定されていません。分かるのはグラフの周期だけです。①は360°周期、②は180°周期、③は120°周期、④は90°周期になっています。この中から選ぶということです。どちら方向に揺れているかは分からないということです。(実際には、ガラス面が水平に置かれている場合、その反射光は水平方向に揺れる光となるようです。)