エネルギー形態の移り変わりに関する次の文章中の空欄3⋅4に入れる語として最も適当なものを、下の①~⑥のうちから一つずつ選べ。
ある火力発電所では、重油の燃焼によって水を沸騰させ、生じる水蒸気でタービンをまわして、発電機を運転している。このとき、重油の3は燃焼によって熱に変換され、さらにタービンの4となり、発電機によって電気エネルギーに変換される。
① 核エネルギー ② 電気エネルギー ③ 力学的エネルギー ④ 熱 ⑤ 光エネルギー ⑥ 化学エネルギー
#センター08本試
3
重油の燃焼というのは、重油と酸素との化学反応であり、重油のもつエネルギーは 化学エネルギー といえます。
4
タービンはまわされる、ということなので運動エネルギーになるということです。運動エネルギーは選択肢に無いので答えは 力学的エネルギー です。(力学的エネルギーは運動エネルギーや位置エネルギーの意味も含みます)
(余談)
運動エネルギーを電気エネルギーに変換する代表的な装置が発電機(直流発電機、交流発電機)で、
逆に、電気エネルギーを運動エネルギーに変換する代表的な装置がモーターです。
火力発電所は
化学エネルギー → 熱 → 運動エネルギー → 電気エネルギー 、
原子力発電所は
核エネルギー → 熱 → 運動エネルギー → 電気エネルギー 、
水力発電所は
位置エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー 、
と変換する施設といえます。