正電荷が動くということ
『原子の構造』において、負電荷の電子は動くが正電荷の陽子は動かない、と説明しました。ですから、負電荷は動き回れますが正電荷は動き回れないはずです。しかし事実上、正電荷も動き回ることができます。このことは高校物理を学習する上でつまずきやすいポイントなので本項で詳しく説明しておきます。
陽子と電子の数が等しい原子を このように表すこととします。
電子の数が少ない原子を このように表すこととします。
電子の数が多い原子を このように表すこととします。
負電荷のが左に1つずつズレていくと、正電荷のが右に進んで行きます。これは事実上、正電荷が動いているとみなせます。*早送りのアニメーション
閉じる
電磁気学においては、負電荷が動く場合には正電荷も動くことができるものとして説明されます。
たとえば、電流の向きは自由電子(負電荷)の動く向きと逆です。電流の向きは正電荷が動く向きとされています。
負電荷が左へ動くことと、正電荷が右へ動くことはイコールです。