次の文章中の空欄ア~ウに入れる語句の組合せとして最も適当なものを、下の①~⑧のうちから一つ選べ。
図1のように、帯電していないアルミ箔を二つに折り、プラスチック板で電極間に支えた。スイッチをS1からS2へ切り替えて電極に電圧を加えたところ、アルミ箔の四隅A、B、C、Dのうち、アに正の電荷が、イに負の電荷が現れた。その結果、アルミ箔はわずかにウ。
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| ① | AとB | CとD | 開いた |
| ② | AとB | CとD | 閉じた |
| ③ | CとD | AとB | 開いた |
| ④ | CとD | AとB | 閉じた |
| ⑤ | AとC | BとD | 開いた |
| ⑥ | AとC | BとD | 閉じた |
| ⑦ | BとD | AとC | 開いた |
| ⑧ | BとD | AとC | 閉じた |
#センター16追試物理
スイッチをS2へ切り替えると、
直流電源から電荷が供給され、上の電極は正に、下の電極は負に帯電します。
プラスチック板は電気を通さないので
電気の通り道がループ状につながっておらず、
電流が流れ続けるわけではありません。
電極と電極の間の電位差(電圧)が直流電源と同じになったところで
電流は止まります。
コンデンサーの充電と同じです。
すると静電誘導が起こり、AとCは負に帯電し、BとDは正に帯電します。
そして、AとCは同符号なので反発し合い、BとDも同符号で反発し合います。つまりアルミ箔は開きます。
(プラスチック板は電気を通さないのでアルミ箔の動きには無関係です。誘電分極は起こりますが。)
答えは ⑦ です。